子猫を迎えたら
🐱 子猫を保護したときに気をつけたいこと 〜1歳までの育て方ガイド〜
子猫を迎えたとき、どんなお世話が必要なのか不安になる方も多いと思います。ここでは、生後すぐから1歳までの成長に合わせて、大切なお世話や予防についてご紹介します。
🍼 生後0〜3週ごろ
まだ目が開いていなかったり、へその緒がついているようなごく小さな子猫は、とてもデリケートです。
- まずは体温管理が最優先。湯たんぽや保温マットでしっかり温めてあげましょう。
- ミルクは猫用のものを使い、3〜4時間おきに少しずつ与えます。
- 排泄は自分でできないので、濡らしたガーゼやティッシュでおしりをやさしく刺激してあげます。
- できるだけ早く動物病院で健康チェックを受け、ノミや寄生虫の有無を確認しましょう。
🐣 生後3〜5週ごろ
少しずつ目が開き、動きも活発になってきます。
- 歯が生え始めたら、ミルクに加えて子猫用の離乳食を少しずつ始めましょう。
- トイレのトレーニングもこの時期から。小さな箱に猫砂を入れて教えていきます。
- 病院で便検査やノミ・ダニ駆除の相談もしておくと安心です。
- ワクチンのタイミングについても獣医師と相談しましょう。
🍽️ 生後6〜8週ごろ
離乳が完了し、食事も落ち着いてきます。
- 子猫用のフードを中心に与え、食事の回数は1日3〜4回が目安です。
- 1回目の混合ワクチンを受ける時期です(感染症予防のためとても大切です)。
- 引き続きノミ・ダニの予防もしっかり行いましょう。
- 抱っこや爪切りなどにも少しずつ慣れさせていくと、将来のお手入れがスムーズになります。
🎒 生後3〜4か月ごろ
体つきも少し大きくなり、元気に動き回るようになります。
- 2回目のワクチンを受けて免疫をしっかりつけましょう。
- 迷子や災害時に備えて、マイクロチップの装着を検討してもよい時期です。
- フィラリア予防を始めるかどうかは、地域や季節に応じて獣医師に相談してください。
🧸 生後5〜6か月ごろ
乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。
- 噛み癖が出やすくなるので、おもちゃなどでストレス発散を。
- 避妊や去勢の時期について、病院で相談しておきましょう。
- 食事の量や回数を見直し、1日2回程度に移行していきます。
🧭 生後7か月〜12か月(1歳まで)
性格や体の大きさも安定してきて、成猫に近づいてきます。
- ワクチンは年1回のペースで続けていきましょう。
- フードを「成猫用」に切り替えるタイミングです。
- 健康診断で血液検査や便検査を受けておくと、将来の病気予防にもつながります。
- 家の中の事故(コードや高い場所からの落下)にも引き続き気をつけましょう。
🐾 保護してすぐにやっておきたいこと
- まずは病院で健康チェックを受けましょう。体の状態、寄生虫、感染症などを確認します。
- すでに先住の犬や猫がいる場合は、検査結果が出るまで別の部屋で過ごさせてあげると安心です。
わからないことや心配なことがあれば、どんなことでもご相談ください。子猫の成長を一緒に見守っていきましょう。

