腹腔鏡手術は、お腹を大きく切らずに、小さな穴(2〜3か所)からカメラと細い手術器具を挿入して行う手術方法です。
「動物の負担をできるだけ少なく、安全に手術をしたい」という考えから、近年、動物医療でも広く取り入れられています。
特長・優れている点
- お腹を大きく開かないため、痛みや出血が少なく回復が早い
- 傷口が小さく、術後のストレスや感染リスクが低い
- カメラで体内を拡大して見るため、繊細で丁寧な手術が可能
よく行われる手術例
- 避妊手術(卵巣摘出)
- 潜在精巣摘出(陰睾)
- 肝臓や膵臓などの臓器の検査(生検)
- 腹腔内の異常の確認や洗浄
まとめ
腹腔鏡手術は、体への負担を最小限にしたやさしい手術方法です。
術後の痛みを減らし、回復を早めることで、動物にも飼い主さまにもやさしい選択肢となります。
